悪質ファクタリング業者の手口を現役プロが完全暴露 – こんな会社は即逃げろ!

また今日も、信じられへんような相談が飛び込んできましたわ。
「手数料8%って聞いてたのに、請求見たら実質30%近かったんです…」って。

「ほんまの話」、これが今のファクタリング業界でリアルに起きてることなんです。
コロナ禍以降、資金繰りに苦しむ中小企業の足元を見て、やりたい放題やってる輩が後を絶ちません。

わいは銀行員として中小企業融資の現実を見て、その後ファクタリング業界に15年以上どっぷり浸かってきました。
ええ会社も、アカン会社も、この目で嫌というほど見てきた。

だからこそ、声を大にして言いたい。
経営者の皆さん、もうこれ以上、悪質業者に騙されたらアカンで!

この記事では、わいが現場で見聞きしてきた悪質業者の生々しい手口から、自分の身を守るための具体的な方法まで、全部包み隠さずお話しします。
ちょっと口は悪いかもしれんけど、全部あんたらの会社を守るための本音やと思って、最後までついてきてください。

なぜ悪質業者が後を絶たないのか?

そもそも、なんでこんなに悪質な業者がウジ虫みたいに湧いてくるんか。
それには、この業界が抱える根深い「闇」があるんですわ。

規制の抜け穴と業界構造の闇

一番の問題は、ファクタリングが「貸金業」やないっちゅうこと。
ファクタリングは「債権の売買契約」やから、利息制限法みたいな金利の上限を定める法律の対象外なんです。

要するに、法的には手数料を50%取ろうが100%取ろうが、すぐに罰せられるわけやない。
この「規制の抜け穴」を、悪党どもは完全に見抜いて利用しとるんです。

金融リテラシーの低さにつけ込む手法

残念ながら、経営者の中には契約書を隅々まで読まなかったり、金融の知識が十分でなかったりする人も少なくない。
悪質業者はそこを狙い撃ちしてきます。

「社長、大丈夫ですよ!」
「ここは私に任せてください!」
なんて耳障りのええこと言うて、中身はスカスカ、いや、毒だらけの契約を結ばせる。
人の弱みにつけ込む、ほんまに卑劣なやり方や。

コロナ禍以降の資金需要急増が背景に

特にコロナ禍以降、銀行融資のハードルが上がって、すぐにでも現金が必要な会社が急増しました。
「藁にもすがりたい」っていう経営者の心理が、悪質業者が暗躍する最高の土壌になってしもたんです。

需要があるところに、悪い奴らが集まってくる。
これは世の常かもしれんけど、あまりにも酷すぎるのが今の現状や。

「合法っぽい違法」なグレーゾーンの存在

たちが悪いのは、完全に真っ黒な違法行為だけやないこと。
契約書の細かい文字でとんでもない違約金を設定したり、よう分からん名目で手数料を上乗せしたり。

一見すると合法の範囲内に収まってるように見せかけて、実質的には法外な利益をむさぼる。
この「合法っぽい違法」なグレーゾーンで稼ぐのが、一番賢くて、一番悪質な手口なんやで。

典型的な悪質ファクタリングの手口

ほな、具体的にどんな手口があるんか。
あんたが「あれ?」って思った時にすぐ気づけるように、代表的なパターンを覚えといてください。

  • 「手数料10%以下」→実際は隠れコストで30%以上
    これは王道中の王道やな。広告では「業界最安値!手数料3%〜」とか謳っておきながら、契約の段階で「登記費用」「事務手数料」「出張費」みたいな名目を山ほど乗っけてくる。結局、最終的な負担額は売掛金の30%を超えとった、なんて話は日常茶飯事や。
  • 二重譲渡・架空債権取引を仕掛ける
    これは犯罪やで。一つの売掛債権を複数のファクタリング会社に売る「二重譲渡」や、存在しない売掛債権をでっち上げる「架空債権」をそそのかしてくる業者もおる。「バレませんよ」とか言うてくるけど、バレたらあんたが詐欺罪に問われるんやで。絶対にやったらアカン。
  • 契約書に巧妙に仕組まれた落とし穴
    契約書は悪質業者の作文大会や。「契約期間中は他のファクタリング会社を利用できない」とか、「解約時には売掛金の50%の違約金が発生する」とか、信じられへんような条項が小さい字で書かれてる。サインしたら、もう逃げられへん。
  • 営業トークで信頼させる心理戦
    「元銀行員です」「大手商社と提携してます」みたいなウソの経歴で信用させようとしたり、「社長の気持ち、痛いほど分かります!」って過剰に共感してきたり。人情に訴えかけて判断を鈍らせる、古典的やけど効果的な手口や。
  • 「即日入金」を餌に焦らせて契約を急がせる
    「この条件は今日だけです!」「今すぐ決めないと間に合いません!」こうやって経営者を焦らせて、契約書をじっくり読む時間を与えへん。資金繰りに困ってると、この「スピード」は魅力的に見えるけど、その裏には必ず罠があると思え。

実録:これはアカンやろ…実際にあった悪質事例

机上の空論やない。
これは、わいがこの数年で実際に相談を受けた、ほんまにあった話や。

ケース1:手数料8.5%と言われて契約→実質は28.4%

先月の相談やけど、都内の建設業の社長やった。
Webサイトで「手数料8.5%」と謳う業者に1,000万円の工事代金のファクタリングを申し込んだ。
ところが、振り込まれたのは716万円。

「おかしいやないか!」って業者に電話したら、こう言われたらしい。
「契約書に書いてますよ。登記費用で30万円、事務手数料で50万円、それから債権保全費用とかで…」
結局、手数料85万円の他に、諸経費で100万円近く取られとった。実質の手数料率は28.4%。完全に詐欺や。

ケース2:A社の売掛債権を勝手に他社にも譲渡

これは聞いた時、耳を疑ったわ。
ある運送会社が、A社に対する300万円の売掛債権をファクタリングした。
そしたら数日後、別のファクタリング会社から「A社さんの債権、うちが買い取ったんですけど?」って連絡が来た。

最初の悪質業者が、その運送会社から買い取った債権を、勝手にもう一社に転売しとったんや。
二重譲渡どころの話やない。完全に犯罪の世界や。

ケース3:違約金条項で脅され、500万円を失った社長

これはほんまに胸が痛かった。
あるIT企業の社長が、契約内容に疑問を持って解約を申し出たら、「解約するなら違約金として500万円払ってもらいます」と。
契約書の隅っこに、米粒みたいな字で「中途解約の場合は、対象債権額の50%を違約金とする」って書いてあったらしい。
結局、泣き寝入りや。

ケース4:実在しない顧客名を使った架空ファクタリング

これは悪質業者が経営者に犯罪の片棒を担がせる最悪のパターンや。
「社長、ちょっと資金作りません?実在しない会社宛の請求書作ってくださいよ。ウチが買い取りますから」
こんな甘い言葉で誘い、架空の債権を作らせる。
これは完全に詐欺罪。業者はトカゲの尻尾切りで逃げるけど、逮捕されるのは請求書を作った社長やで。

要注意!こんな業者は即逃げろ

ここまで読んで、不安になってる経営者も多いやろな。
せやけど、大丈夫。
ヤバい業者には共通点がある。
以下の項目に一つでも当てはまったら、即、電話を切って逃げるんや。

  • 会社概要が曖昧・所在地がバーチャルオフィス
    公式サイトに代表者名や詳しい住所が載ってない。調べたら住所がただの私書箱やレンタルオフィス。こんな会社、信用できるわけないやろ。
  • 契約書の控えを渡さない
    「後で郵送します」とか言うて、契約書の控えをその場で渡さへん業者は100%クロや。不利な証拠を残したくないだけ。
  • 専門用語で煙に巻いてくる
    「債権譲渡登記がですね…」「サービサーがどうのこうので…」みたいに、わざと難しい言葉を並べて、こっちが思考停止するのを待ってる。分からん言葉が出てきたら「要するにどういうことや?」って10回聞け。
  • 「うちは銀行とも提携してます」などの虚偽アピール
    銀行は、こんな得体の知れん業者と提携なんか絶対にせえへん。ハッタリかまして信用させようとしてるだけや。
  • やたらフレンドリーすぎる担当者
    初対面やのに「社長!」「アニキ!」みたいに馴れ馴れしい担当者。これは心理的な距離を縮めて断りにくくするためのマニュアル通りの演技や。冷静に見極めなあかん。

信頼できる業者を見分けるには?

悪質業者の話ばっかりしてしもたけど、もちろん真面目にやってる優良業者もたくさんおる。
そういう会社を見分けるポイントは、悪質業者の逆をやればええだけや。

手数料体系が明確で説明が丁寧

優良業者は、手数料の内訳をちゃんと説明してくれる。
「手数料は〇〇%で、それ以外にかかる費用は登記費用の実費〇〇円だけです」みたいに、誰が聞いても分かるように説明してくれるのが大前提や。

財務書類や売掛先の確認が慎重

「審査なし!誰でもOK!」なんて言う業者は論外。
まともな会社ほど、あんたの会社の決算書や、売掛先の信用情報をきっちり調べる。
それはリスクを正しく評価するためで、結果的に適正な手数料につながる。
審査が厳しいのは、むしろ信頼の証や。

契約内容を逐一確認させてくれる

「この条項はこういう意味ですが、よろしいですか?」
「何か質問はありませんか?」
こうやって、契約内容をあんたが100%理解できるまで、急かさずに付き合ってくれる。
これが当たり前の姿勢や。

第三者機関の認証・業界団体への加盟有無

必須ではないけど、一般社団法人日本ファクタリング業協会(JFA)みたいな業界団体に入ってるかどうかも一つの目安にはなる。
少なくとも、変なことはできんっていう自制心は働いてるはずや。

私が信頼できると感じるポイントとは?

色々言うたけど、わいが最終的に見るのは「担当者の誠実さ」やな。
メリットだけやなく、デメリットやリスクについても正直に話してくれるか。
数字の根拠を明確に示せるか。
そして何より、あんたの会社の未来を本気で考えてくれてるか。
最後は「人」やと、わいは思ってるで。

被害に遭わないために経営者がすべきこと

業者選びも大事やけど、経営者自身が強くなることも同じくらい大事や。
自分の会社は、自分で守る。そのための心構えとスキルを身につけてほしい。

  1. 契約書を読む力をつける:最低限見るべき5つの条項
    全部読むのが理想やけど、最低でも「手数料率」「実質的な費用総額」「契約期間」「解約条件・違約金」「償還請求権の有無(ノンリコースかどうか)」この5つは絶対に自分の目で確認して、納得するまでハンコを押したらアカン。
  2. 焦らない資金調達:事前準備の大切さ
    資金がショートする寸前で慌てて業者を探すから、悪質業者に引っかかるんや。常に資金繰り表をチェックして、数ヶ月先の資金状況を予測しておく。早め早めに動けば、複数の業者を比較検討する余裕も生まれる。
  3. 相談できる専門家を持っておく
    顧問税理士でも、わいみたいなコンサルタントでもええ。いざという時に「この契約、どう思う?」って客観的な意見を聞ける相手を持っておくこと。これが最大の保険になる。
  4. 他の経営者と情報交換する
    同業の仲間や、地域の経営者仲間と「あのファクタリング会社、どうやった?」みたいな生きた情報を交換する。口コミほど確かな情報はないで。
  5. 「安い・早い」だけに飛びつかない心構え
    資金調達において、「安くて、早くて、審査が甘い」なんていううまい話は絶対にない。どこかが良ければ、どこかに必ず裏がある。そのことを肝に銘じておくだけで、見える景色は全然違ってくるはずや。

まとめ

長々と話してしもたけど、伝えたかったことはシンプルや。
今の時代、ファクタリング業者選びの甘さが、会社の致命傷になりかねへん。

  • 規制の抜け穴を利用した悪質業者が急増している現実を知ること。
  • 「手数料」という言葉に騙されず、隠れコストを含めた「実質負担」で判断すること。
  • 契約書はあんたの会社を守る最後の砦。読むのが面倒でも、絶対に隅々まで目を通すこと。
  • 焦りが判断を鈍らせる。常に余裕を持った資金計画を立てること。

数字と契約書には、平気でウソが隠されとる。
せやけど、あんたが正しい知識を持って、厳しい目でチェックすれば、そのウソは見抜ける。

経営者の皆さん、孤独な戦いやと思うけど、あんたは一人やない。
最後は自分を守れるのは自分だけや。
せやけど、困った時は、わいみたいな専門家を頼ることも忘れたらアカンで。

今日も最後まで読んでくれて、おおきに。
また明日も、業界の真実をお伝えしますわ。